Toshiyuki Kawanishi Blog


2008
2 . 12

未来を予測する技術

「未来を予測する技術」という本を読みました。


地球シミュレータの説明に始まり、シミュレーションという技術の可能性をに関する著者の意見に発展する内容になっていて、面白かったです。地球シミュレータのような地球全体を扱うものでなくても、例えば、天気予報など少なからずシミュレーションで未来を予測している場面って多いなと思いました。これって、魔法使いの水晶玉に写ってる未来予想図と同じような情報を提供してくれているような気がしますよね。

さらに、シミュレーション技術自体のトレンドとして、今後は、ミクロのシミュレーションで得られた結果をマクロのシミュレーションの入力として利用する、マクロ+ミクロのシミュレーションについてのアルゴリズム等はもっと研究する余地があるという趣旨のことが書かれていました。確かに、個人的には通信プロトコルのシミュレータに縁する機会が多いのですが、通信プロトコルのシミュレータに関する研究でも、プロトコルのシミュレーション(マクロ)+電波のシミュレーション(ミクロ)を組み合わせると今までになかった結果が見えてくるという論文がありました。
"On the impact of a more realistic physical layer on MANET simulations results"

このマクロ+ミクロの枠組みは様々なところで活用できそうなので、興味深いです。