Toshiyuki Kawanishi Blog


2008
7 . 20

受託開発の極意

「受託開発の極意」という本を読みました。発売当初から書店で見かけて気になっていたのですが、しばらく買わずにいました。きっかけはJaSST''08 Kansaiの後の飲みの場。XPJUG関西の方が良い本だとおっしゃっていたので、帰りに早速買ってみました。



内容的には、計画段階から運用に至るまでの受託開発の各フェーズ対しての対処法が書かれています。著者の工夫が本の各所に散りばめられているようで素敵でした。この工夫を集めるとタイトルにある「極意」になるんだなと感じさてくれました。結局、ソフトウェア開発に銀の弾丸はないのだから、「極意」とはこの本に書かれているような現場の工夫の中にしかないのだなと、あらためて気付かせてくれました。

また、後書きにも書いてありますが、「お客様と現場にこだわる」というスタンスが貫かれているということに感銘を受けました。また、変化は自分から始まるというメッセージを発信しているという点でも、現場を改善しようと頑張っている方々の励みになるのではないかと思います。
各手法のより深い詳細について知りたい場合は、巻末の解説付き参考文献などを参照して、それぞれの専門書に当たる必要はあるかも知れません。ただ、受託開発の現場で遭遇した問題に対して、ハンドブック的に使用するには、とても良い本なのではないかと思います。

なお、著者のブログに刊行記念トークショー特設サイトへのリンクが張られています。こちらも併せて御覧になると、より理解が深まるかなと思います。