Toshiyuki Kawanishi Blog


2009
3 . 10

テスト本としてのThoughtWorks

読み終わりました、「ThoughtWorksアンソロジー」。この本はエッセイ集の形になっているため、各章ごとに話題が独立していました、どの話題も充実していました。





さて、この本の最後の2章は、ThoutWorks社の2人のQAコンサルタントによって書かれているので、テスト本としても参考になると思います。

「アジャイルのプロジェクトでは、テストは並行して継続的におこなわれる」とは、QAコンサルタントの Kristan Vingrys の見解です。イテレーション内で完成した機能から順次テストしていくことがアジャイルでのテストの特徴とのことだと思います。「アジャイルに限らずそういうテストプロセスもあるのでは?」とのツッコミもあると思いますが、テストプロセスの一例として参考になりました。また、このエッセイでは、テストのロールについても考察されていて参考になると思います。

続いて、もう一人のQAコンサルタント James Bull によるエッセイは、性能テストに焦点が当てられています。性能テストのような非機能要件のテストも「可能な限り頻繁に」「定期的に」おこなうことが大事だと書いてあります。プロジェクトの始めの段階から繰り返しテストを実行する。これもアジャイルプロジェクトに限らずだと思いますが、重要なことだと思います。また、このエッセイでは、少しですがコミュニケーションという視点からテストについて論じられており勉強になりました。

アジャイルの知見からテストプロセスをみることで、あらたな気付きが得られるなと感じさせるなと思わせる一冊でした。