Toshiyuki Kawanishi Blog


2009
4 . 11

「みんなのPython 改訂版」を発売日前夜に買う

著者の柴田さんのつぶやきにで、「大きな書店では,金曜くらいにフライング販売が始まっているかも:-) 」という情報を手に入れたので、発売日の前夜に早速「みんなのPython 改訂版」を購入しました。

まず、一番初めの印象は「これは、みんなのPythonの改訂版ではない」ということ。何を言いたいかは追々明らかにしていきたいと思います。





この本の特徴として、プログラミング言語が初めての方、Pythonが初めての方にも、細かい配慮がされて書かれているということが挙げられるとおもいます。これは初版の時に自分もおせわになりました。特に、日本語の設定の部分は他に丁寧に書いてある文献があまりなかったので、良く参照したのを覚えています。

今回の改定版でもこの辺は健在。健在というより、配慮の仕方がパワーアップしていると思います。適宜、他のプログラミング言語にも言及されているのも好ポイント。プログラミングの様々な概念を学ぶのにも優れていると思います。

それから、素晴らしい感じで章の構成が変わっています。初版は、連続した内容が離れた章に分かれていたりしました。これにより、説明の分かりやすさのために、後から辞書的に使用する時の使いやすさが犠牲にされていたような気がしていました。今回はこの辺も絶妙に整理されていて、すごく使いやすくなっているという印象です。つまり初めてPytyonを使い始める時だけでなく、Pythonを使い続ける時のことも考えられているという気がしました。


という訳で、この本は「改訂版」というよりも、新しい素敵なPython本という感じがしています。「みんなのPython」という本の改訂版ではなく、「みんなのPython改訂版」という名の新しいPython本。初版持ってるけど改訂版買って良かったです。

プログラミングが初めての方には、素敵なエンジニアが丁寧に教えてくれるプログラミング入門書として、Pythonが初めての方には日本有数のPythonistaが書いたPythonの本格的な入り口の書として、現役Pythonistaの方にもちょっと困ったときのふりかえりの書として、おススメな一冊です。







# ただ、やはり特殊メソッドなどの少し高度なところの記述は、駆け足気味な感じがしました。それからメタクラスなどには触れられていません。この辺りは入門書としては、正しい作りだと思うのですが、この部分はPythonで珍しく分かりづらい部分であることも確かだと思います。自分も始めは苦労しました。という訳で、続編として、「まにあっくPython」のような本を書いていただけないかなと思ってみたりしています。