Toshiyuki Kawanishi Blog


2009
4 . 4

第1回 xUnit Test Patterns読書会

xUnit Test Patterns (xUTP)読書会。この読書会は、前身のWorking Effectively with Legacy Code (WEwLC)読書会に引き続き、書籍xUTPをみんなで読もうというものです。



個人的には、この本はしばらく前にxUnitで書くテストの粒度などの参考にするために買い、全ページをパラパラめくっただけで、棚に積んでありました。この分厚い本を一緒に読んでくださるということで、とても心強いものがあります。





この本は、ただのテストコード(テストスクリプト)の書き方の手引きといったものではなくて、開発者テストの考え方、「テスト」という言葉のとらえ方など、深くまで突っ込んだ内容になっています。まさに、アジャイルプラクティスの一点を深く掘り下げた一冊。パターンというのは、パターン化する対象(今回は開発者テスト)についてはもちろんのこと、それに関わる人についての深い洞察から生まれてきてるんだなーと思わされました。

読書会の内容は、参加者の方々が既に報告して下さいっています。以下、気づいた限りでリンクを張らせていただきました。



今回は、第3章を発表させていただきました。第3章の主題はGoals of Test Automation。TDDなど開発者テストの導入というのは銀の弾丸でなくて、導入にあたって、悲しい結果になる時と、嬉しい結果になる時の両方がある。開発者テストを上手く導入するためには、何を目指していくべきかということについて書かれた章です。

この「目標」というものを語るときには、開発者テストとQAテストの立場の違い、考え方の違いなどを意識するのが重要かと思いました。ともすると、そんなのテストではない、といった勘違いの原因になってしまいますので。例えば、同じJUnitを使う場合であっても、開発者のロールとしてテストを書く時と、テスト担当者のロールとしてテストを書く時では、使い方が違うということです。どちらの立場としての目標を述べているのかというのを意識するのが大事でしょう。
ここ一年ほど、TDDで何をして、その後のコンポーネントテスト(単体テスト)フェーズで何をすべきなのかということを考えてきたつもりなのですが、大分頭がすっきりしてきた気がします。


この辺りについては、t-wadaさんの以前のご講演資料に詳しいです。講演の動画も見れますので、ご参考にしてみてください。



# そういえば、この日記のエントリ、WEwLC読書会の淵源となった、炎上エントリと同じ日のエントリですね。


そういえば、読書会の当日に少しだけ紹介させて頂いた参考文献は「TestGoal」と「自動ソフトウェアテスト」の2冊。こちらはQAテストの方に焦点をあてた書籍です。




自動ソフトウェアテスト―導入から、管理・実践まで‐効果的な自動テスト環境の構築を目指して
by エルフリード ダスティン, ジョン ポール, ジェフ ラシュカ
ピアソンエデュケーション
定価: ¥ 6,090


読書会では、いままでに知っているようで知らなかったことなど、沢山の気付きがありとても有意義でした。得られた気づきは今度どこかにまとめられればと思っています。幹事を務めてくださっているせとさんをはじめ、皆さん、本当にありがとうございました。次回もよろしくお願い致します。